一語一映Ⅲ

高知市の美容室リグレッタの八木勝二が、映画や本のこと、ランチなど綴ります。

加齢ダメージ対策のトリートメントしてみた。ミルボン・ディープエナジメント体験



サロンでするトリートメントでも、いろんなものがあります。
もちろんサロンでするものに、毛髪をダメにしたり、傷ませたりするものはないのですが、
目的に合い、的確な施術をしないと、せっかくしたのに、なんだかなぁなことになることがあります。

この日の体験は、加齢による髪の細くなるのやハリコシがなくなるという
改善のためが主な役目のトリートメントです。


まずは1剤塗布です。
これは「補給」ですね。
ショートへアには、8プッシュぐらいですが、
少し少なくなってきているので6プッシュぐらいだったかも知れません。


2剤の種類には、E(軟毛〜普通毛用)と、S(硬毛用)とがあります。
どう見ても僕の場合は、Eですから、それを根元から毛先につけて、「浸透」させます。


入れるのは、共にサプリケラチンやメドウバインダーなどの
毛髪保護成分なのですよ。
丁寧に、素早く塗布していきます。


次は3剤ですね。
3剤の大きな役割は「補修」です。

ダメージが小の人には「3」を
ダメージが中〜大の人には「3+」を使用します。


僕は幸い、ダメージほぼなし毛なので「3」の方です。
フィラーケラミドという、毛髪補修剤を髪の中に入れて、
エイジングで弱ったり、傷んだりしている毛髪をもとの形状に近づけます。


さて、ここからシャンプーで寝てやる行程ですよ。
4剤です。

「保護」の役目をします。
アニオンプラズマポリマーという毛髪形成成分を根元からケサキに満遍なく塗布します。
軽めにあわ立てて、内部成分を閉じ込めてしまいます。

そして、洗い流します。


さて、5剤です。
これは「質感アップ」ですね。
いくら補修し栄養や成分を入れても、ツヤ感、滑らかさがないとキレイではありません。

カチオン化18MEAという、潤滑成分で構成されています。
4の段階のマイナス電荷と結合し指どおりをとてもよくします。


ここまでがサロンで行うトリートメント行程です。
簡単なようで、理論に基づいていろいろ細かな技術も必要なんですよね。

6剤は2週間に1回していただく、自宅用補修剤です。
3つありますから、6週間にわたってしていただきます。

これで完璧ですね。


さて、僕の場合は、これにアデノバイタルをしっかり塗布して
頭皮のマッサージをして、毛穴掃除をしたりして育毛発毛効果を加えます。


せっかく生き返った髪を切り落とすのは、もったいない限りでしたが
自店で扱う商品である以上体験は必須条件です。

もとがトリートメントの必要が少ないというレアな健康毛だったが故に効果は少なかったですが
お客様が去れる手順を体験し、説明を受けたのは有意義でした。

「もっとこう言ったら、伝わりやすいよ」とかいろいろ感じますしね。


結果、思い切りイメージを変えた、ツーブロックスタイルにしました。
朝の仕上げも簡単だし、かっこいいという評判も少しいただけたので、気に入っています。