一語一映Ⅲ

高知市の美容室リグレッタの八木勝二が、映画や本のこと、ランチなど綴ります。

【おうちで観る映画】2018年。作品77「シェーン」作品78「県庁おもてなし課」

ブログランキングに登録しました。
一日1ポチッで応援してください。
   ↓


高知県 ブログランキングへ

★★★★★・・・なにを置いてもレンタル店へ走ろう

★★★★・・・絶対オススメ 

★★★・・・一見の価値あり

★★・・・悪くはないけれど・・ 

★・・・私は薦めない 

☆・・・おまけ

※本編の内容に触れる個所がありますから、観られていない方は、ご注意ください。

「シェーン」

f:id:yagikatsuji:20180629172058j:plain

おうちで観る映画2018年の77本目です。

1953年のスタンダードサイズのカラー映画ですから、リアルタイムで観ている訳はないのですが、物心ついた頃からテーマ曲のEPレコードがあり、聞かされたものですから、初めて月曜ロードショーで見たときはめちゃくちゃ感動し、テーマ曲に涙した記憶があります。

スクリーンで観たのは少しあとのリバイバルででした。

西部劇多しと言えど、今見ても驚くのはこの映画ほど詩情溢れているものは、まずありません。監督ジョージ・スティーブンスが「陽のあたる場所」「ジャイアンツ」の巨匠であることからもまず風格が違います。

音楽とアカデミー賞を獲った撮影が素晴らしいので、オープニングから引き込まれるワイオミングの風景は本当に絶景です。この映画はモノクロでなくて良かったです。

フラりと立ち寄った流れ者のシェーンは、子どももライフルをおもちゃに遊ぶような物騒なところ。雄大でたおやかな風景の中、映画の内容を示唆させる素晴らしいシーンです。

開拓夫婦とその息子との交流で、次第に人心地をつくシェーン。シェーンに引かれて行ってしまう妻と憧れて行く息子。

土地をめぐる対立で開拓者たちは度重なる暴力に耐えきれず、離植するものが続出します。

無法者の方がついに早打ちの殺し屋(ジャック・パランス!)を雇い、手段を選ばず追い出そうとしたものですから、黙ってはおれない(多分にシェーンに対抗して、俺も男だと妻と息子に見せるために)と、夫が交渉に行こうとするのを殴り倒し、シェーンが出向き、決闘しまたもや流れ者にならざるを得ないように。

ラストシーンの「シェーン、カバーック!!」は、また会えるよねー!な声だったのですね。

少年は立派な大人に育ったことでしょう!

何度見ても短い118分です。
★★★★
 

シェーン [DVD]

シェーン [DVD]

 

 

「県庁おもてなし課」

f:id:yagikatsuji:20180629172034j:plain

おうちで観る映画2018年の78本目です。
ご当地映画として、2013年に製作公開された記憶に新しい映画ですね。
高知県出身作家の有川浩さんの高知新聞への連載が2011年だったかな?そのときから明日はどうなる?が待ち遠しくて、毎日切り抜いて読んでいた原作でしたから、映画になったときも歓喜して出掛けました。
あれから5年、改めてBlu-rayで見直すと、手際よくまとまった後味のよさにまた楽しめました。
細かく見ると、よくワンシーンのために馬路村やらあそこまで!というロケもあり、知ってる見たことある場所をうまく繋ぎまとめているな、という好印象が増しました。...
この5年で、県内のロケ地にあちこち行っては知らぬまに追いかけていた自分を見つけたりして😁
有川浩作品が多いのですが、「阪急電車」「レインツリーの国」など三宅喜重監督の作劇ムードがとてもよく、「ひよっこ」の岡田惠和さんの脚本もいい。未見の「僕の妻と結婚してください」も見てみよう。
★★★☆ 

ブログランキングに登録しました。
一日1ポチッで応援してください。
   ↓


高知県 ブログランキングへ