一語一映Ⅲ

高知市の美容室リグレッタの八木勝二が、映画や本のこと、ランチなど綴ります。

活字かつじ中毒

ブックレビュー「銀幕おもいで話」、「ビリギャル」

「銀幕おもいで話」 出会い・・・ よくインターネツトで映画本を検索するため、ときどき映画本のお薦めがまとめてメールで届きます。それからこの本を知り、レビューを読んで買ってみました。 内容は・・・ 東映の撮影所長、社長を勤められた著者の昭和の映…

古本専門店BOOK OFFの賢い使い方をお教えします

BOOK OFFに行ってみる こちらは高知駅前店です。 ま、規模の大小はありますが、蔵書の在庫の数の多寡はあれどもシステムはマニュアル化されていて、全国どこに行っても同じですから、安心して行けます。 だいたいこんな感じですよね。いつも、「いら…

ブックレビュー 「ニャロメのおもしろ性教室」「ぼてぢゅう一代」「娘の中の娘」

『ニャロメのおもしろ性教室』 昭和50年代の赤塚不二夫さんは、ギャグ漫画にひとつの世界を確立した後で、 50年代からは「ニャロメの〇〇教室」「〇〇入門」「〇〇論」「〇〇探検」といった類いの 漫画を開拓していました。ギャグ漫画の帝王の転換時期だ…

ブックレビュー 「完本・桑田真澄」「手塚治虫・マンガの描き方」「兼高かおる・わたくしが旅から学んだこと」 

『完本・桑田真澄』 スポーツ・グラフィック・ナンバーに連載された、主に巨人の桑田真澄投手の 高校時代から、ジャイアンツ時代の活躍や挫折・手術からの復活、 大リーグでの奮闘や、引退までのインタビューと取材で構成された まさしく「完本・桑田真澄」…

ブックレビュー 「森見登美彦の 京都ぐるぐる案内」「新版 名探偵なんか怖くない」「手塚先生、締め切り過ぎています!」

『森見登美彦の 京都ぐるぐる案内』 京都に住んだことのある人、特に京都大学周辺だとこの本には はまっちゃうかもしれませんね?僕には、ど・ストライクの本でした。写真と文章と、森見さんの作品に出てくる文章で綴る京都を愛し、舞台にする作家の 好きな…

ブックレビュー 「花石物語」「信なくば立たず」「『サバを読む』の『サバ』の正体」

『花石物語』 故・井上ひさしさんの自伝的小説です。 高校時代の青春を描いた名作「青葉繁れる」についで 大学1年生の夏の出来事をつづったのが本作「花石物語」です。 ともに40年ぐらい前の作品ですが、改版が出るぐらい愛読されている物語です。井上節…

ブックレビュー 「人は見た目が9割「超」実践篇」「対話力―私はなぜそう問いかけてたのか―」「どこまでやったらクビになるか」

【人は見た目が9割「超」実践篇】 著者・竹内一郎氏、新潮文庫497円(税抜き価格)「見た目」という言葉を新たに定着させた前著に続いて3冊めの「見た目」シリーズです。 今回は、新潮文庫から登場しましたから、安価で手に入れられます。面白さは、僕に…

大ヒットした「永遠の0」小説と映画を徹底比較分析してみる

『永遠の0』 売れましたね? 去年から今年にかけて。でも太田出版から初版が出たのは、2006年のことでした。 講談社が文庫化権を取って、同時発売というカタチになったのと 映画が昨年暮れ公開されることになったことで、350万部突破なんて とんでも…

ブックレビュー 「母よ」「不倫純愛」「お客が『減らない』店のつくり方」

『母よ』 文庫本にして一人2ページ半程度の「母の思い出」をつづる70人もの体験からなるエッセイ集です。 2ページ半で終わるということは、書きたいポイントは最大2つまで。 自分の母親との思い出を振り返り、感謝するのにとてもよい本です。書き手は各…

「地方都市の暮らしとしあわせ」 高知市史 民俗篇

今までのブログ「一語一映」は、⇒ こちらです。 こんな本をいただきました。 僕の姉がインタビューに答えたため、完成した後の寄贈として抱いたものの おすそ分けです。 高知市の街の歴史を、事件と写真と語り聞きで構成したものです。 429ページもあるのに…

ブックレビュー 「ルーズヴェルト・ゲーム」「麗しき花実」「夢で逢いましょう」

今までのブログ「一語一映」は、⇒ こちらです。 『ルーズヴェルト・ゲーム』 タイトルの由来は、ベースポールのゲームは「8対7が一番面白い」と ルーズヴェベルト大統領が言ったという故事に由来しているものです。「半沢直樹」の原作で、今をときめく作家…

ブックレビュー 「三毛猫ホームズの映画館」「劇画・七人の侍」「それはまた別の話」

今回は全部、映画関係の本ばかりです。『三毛猫ホームズの映画館』 角川文庫から出ているし、タイトルからして三毛猫ホームズシリーズの1作のようですが 実は、大の映画好きの作者の映画エッセイを集めたものです。 「赤川次郎の映画エッセイ」より、このタ…