一語一映Ⅲ

高知市の美容室リグレッタの八木勝二が、映画や本のこと、ランチなど綴ります。

【おうちで観る映画】2018年。作品57「禁じられた恋の島」作品58「チップス先生さようなら」

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★★★★★・・・なにを置いてもレンタル店へ走ろう

★★★★・・・絶対オススメ 

★★★・・・一見の価値あり

★★・・・悪くはないけれど・・ 

★・・・私は薦めない 

☆・・・おまけ

※本編の内容に触れる個所がありますから、観られていない方は、ご注意ください。

「禁じられた恋の島」

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おうちで観る映画2018年の57本目です。
1962年の公開のイタリア映画89分です。
監督ダミアーノ・ダミアーニさんはその名前が強烈が故に覚えてしまった人ですが、A級でもなくB級でもない中級監督のひとり。
日本での公開作品も多いのに変なタイトルを連れられ、B級扱いされている不遇な監督です。
母を生まれた時になくし、ナポリ湾に浮かぶ小島に暮らす15歳の少年は二人暮らしの父を敬愛しているが、父には情というものがない。...
なにも言わずに旅に出てはひょいと帰り、つれなく過ごす日々に変化があったのは17歳(!)の再婚相手を連れてきてから
結婚しといてまた、ふらりと旅に出たものだから、島の家で二人だけの生活が始まる。父との子を妊娠している彼女に惹かれていきながらも、父を尊敬するあまり踏み出せない。
でも、あるきっかけで父の小ささに気付き、島を出る決意をするという、少年の成長物語なんですね。
切ないメロディがイタリア映画らしく、息苦しさをよく表しています。
TSUTAYAの発掘良品、ありがたいです。
★★☆ 
禁じられた恋の島 [DVD]

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「チップス先生さようなら」

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おうちで観る映画2018年の58本目は、マイ・フェイバリット男優ピーター・オトゥールさんの名演技が光る1969年の作品、152分です。
ミュージカル仕立てですが、有名なナンバーもこれと言ってなく、有名小説をうまく映像化した作品としての方が評価されるでしょう。
チップス先生は全寮制の男子校の堅物教師でしたが、踊り子に恋し、結婚して二人三脚で人間性にも目覚め武骨だが人情味あふれる教師として戦前戦中戦後と生徒たちと関わってゆく。イギリス版「二十四の瞳」の趣きも備える名作です。
オトゥール氏の演技が秀逸!アカデミー賞主演男優賞に7回もノミネートされながら取れなかったという不運なエピソードを持つ俳優さんです。
妻を演じたペトゥラ・クラークも名演です。はすっばだけど、人間愛溢れるキャラクターを演じきり、こんな人なら武骨なチップス先生もメロメロだよね、と納得されられます。
ラストシーンもいいですよ。
★★★★
 
チップス先生さようなら(1969) [WB COLLECTION][AmazonDVDコレクション] [DVD]

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