一語一映Ⅲ

高知市の美容室リグレッタの八木勝二が、映画や本のこと、ランチなど綴ります。

【おうちで観る映画】2018年。作品19「モダンタイムス」作品20「燃えよドラゴン」

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★★★★★・・・なにを置いてもレンタル店へ走ろう

★★★★・・・絶対オススメ 

★★★・・・一見の価値あり

★★・・・悪くはないけれど・・ 

★・・・私は薦めない 

☆・・・おまけ

※本編の内容に触れる個所がありますから、観られていない方は、ご注意ください。

「モダンタイムス」

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おうちで観る映画2018年の19本目。
1936年のモノクロ・スタンダードサイズの映画で無声(一部声あり・のちの公開版で音声を一部入れている)映画で、チャップリンの名作です。
初めて見たのは高校生の時、「ビバ、チャップリン」のとして長編10本が全国的にリバイバルされた時です。その第一弾として高知では1973年の1月27日から3月16日まで高知宝塚劇場で大ヒットロングラン興行をしています。併映は「恋人泥棒」(クラウディア・カルディナーレ主演)。
それ以来45年ぶりの再見なのですが、驚くほど細部まで覚えていたので自分に感動。それだけ無垢だった頃に初めてのチャップリン体験が強烈なインパクトを記した証拠なのです。
機械化されて人間が機械に使われてしまう時代を、風刺的に体を張ったギャグアクションで89分間を魅せきります。セリフなんてチャップリンの前では不必要なんですね。...
個人的に感動し涙したのは、ホテルの守衛の仕事を得て、ローラースケートで目隠しをしたままローラースケートで手すりのない絶壁のフロアを滑るシーンです。何カット重ねたのか、どれだけリハーサルをしたのか、想像するだけで・・・という感動。普通の人とは違う涙でした。
そして「街の灯」「独裁者」とチャップリンワールドにハマっていったのでした。
これは映画史に残る名作です。★★★★★

「燃えよドラゴン」

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おうちで観る映画2018年の20本目は「燃えよドラゴン」です。
1973年香港映画98分。
これを公開すると書き込みが多そうな予感がしますが、それほどに一大ブームになったエポックな作品でした。観たのは高校1年の年末12月27日のこと。
観たかった「スコルピオ」アラン・ドロンとバート・ランカスターの共演アクションです。あの頃は正月にはドロンかブロンソンが決まりでしたから期待していたわけですよ
そしたらそれほど期待ほどでもなくて、しょんぼりしていたら、後から見たまったく知らなかったおまけっぽい作品のほうが「チョーすごかった」わけです。それが「燃えよドラゴン」
見終わって映画館を出た時は、肩をいからせて歩いてましたからね(笑)。
何がすごいって、一にも二にもブルース・リー!!三、四もブルース・リーで・・・その十くらいにやっとラロ・シフリンの音楽かな?...
怪鳥音入りレコードなんて物が売り出され、ヌンチャクが飛ぶように売れ、少林寺拳法の道場が一杯になるという現象まで、ドラゴンを冠する香港製のカンフー映画がどんどん輸入され「片腕ドラゴン」「タイガー」も登場。
何と言っても本作です。モチーフは「007/ドクター・ノオ」からですね。
でもファンになろうともその頃ブルース・リーは故人になっていたのでした・・・
出来不出来より、すばらしい快作。★★★★