一語一映Ⅲ

高知市の美容室リグレッタの八木勝二が、映画や本のこと、ランチなど綴ります。

【おうちで観る映画】2018年。作品21「黄金の七人」作品22「エデンの海」

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★★★★★・・・なにを置いてもレンタル店へ走ろう

★★★★・・・絶対オススメ 

★★★・・・一見の価値あり

★★・・・悪くはないけれど・・ 

★・・・私は薦めない 

☆・・・おまけ

※本編の内容に触れる個所がありますから、観られていない方は、ご注意ください。

「黄金の七人」

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おうちで観る映画2018年の21本めです。
これを鑑賞している人もきっと少ないとは思います。
1965年のイタリア映画で86分と短めですが、シリーズ化され4作目まで作られました。
僕が見たことあるのは4作目の「1+6エロチカ大作戦」だけでしたので、本作は初見でした。
銀行に眠る金の延べ棒をごっそりいただくというプロジェクトチームのお話です。「教授」(ポスターのど真ん中のライフルの男)のもとに集まる6人の実行部隊のメンズと、教授の彼女と思しき女性ロッサナ・ポデスタの計8人のチームプレーでの犯罪がメインなシリーズのようです。
当時は007の向こうを張ってイタリア製エロチックサスペンスで大ヒットしたようです。映画全編に流れる当時流行していたスキットも心地よく展開しますが、今から言うと犯罪がアナログ過ぎて緊迫感は少なかったです
ロッサナ・ポデスタ以外の登場人物のキャラが立っていないのも後世まで残っていない映画になったポイントなのかなぁ。その後徐々にお色気路線に走っていく予感がしました。ポスターを見るとその変遷がよく分かります。
残念ながらの★★でした。

「エデンの海」 

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おうちで見る映画2018年の22本目は、百恵さんの主演作品です。1976年作品86分。
百恵さん主演作品は文芸シリーズとして吉永小百合さんや和泉雅子さん、内藤洋子さんがそうであったように若い女性が主演の恋愛小説の名作を映画化して行きました。
百恵さんシリーズでは「伊豆の踊り子」「潮騒」「絶唱」に続く4作目。共演男優が友一さんでない作品です。友一さんはどうしていたのかというと、同時上映の「あいつと私」に檀ふみさんと主演していたのですが、ゴールデンコンビ別々が大不不評で、5作目からはまた戻り、本作で百恵さんの相手を務めた南條豊さんはこれっきりになってしまいました。
百恵さん映画をたくさん手掛けた本作の監督西川克己さんは、過去に「エデンの海」が映画化される度に関わっていて、1950年作では助監督、1963年作では監督、13年毎に映画化される本作でも監督を努めています。
その割には執念は感じられず、きっと原作のエキスばかりを連ねた作品のように仕上がってしまっています。
新任の高校教師と高校2年生の百恵さんのちょっと進んだ恋愛物語なのですが、ただのわがまま娘と優柔不断男の物語だとしか写りません。
これは、プログラムピクチャーにしてもいきませんね。
まさかの★ひとつ!