一語一映Ⅲ

高知市の美容室リグレッタの八木勝二が、映画や本のこと、ランチなど綴ります。

【おうちで観る映画】2018年。作品63「マイフェアレディ」作品64「旅情」

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★★★★★・・・なにを置いてもレンタル店へ走ろう

★★★★・・・絶対オススメ 

★★★・・・一見の価値あり

★★・・・悪くはないけれど・・ 

★・・・私は薦めない 

☆・・・おまけ

※本編の内容に触れる個所がありますから、観られていない方は、ご注意ください。

「マイフェアレディ」

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おうちで観る映画2018年の63本目は、1964年のミュージカル映画175分のオードリー主演作品です。

イギリスの下町出身の花売り娘ドゥーリトルをレディに仕立て上げる!という上流の言語学者ヒギンズ教授の企みであったのが、懸命に頑張る彼女の姿に知らず知らず惹かれていくのであった・・・というストーリーです。

舞台劇の映画化は、成功していると思います。舞台ではジュリー・アンドリュースが演じた役をオードリーが演じたものですから、アカデミー主演女優賞レースではジュリーの方に贔屓がいったのでは?という風評もありましたね?ちなみにその年は「メリー・ポピンズ」でジュリーが受賞、オードリーは歌の吹替えが影響してかノミネートされず。

Hの発音が出来ないオードリーの「待ってろ、ヘンリー・ヒギンズ」や、aiとeiの発音が区別できない「スペインの雨」などの言語にこだわる歌、そして「踊り明かそう」「運がよけりゃ」などスタンダードなヒット曲がいい...ですね。

もうひとつのお楽しみはもちろんオードリーの華麗なるファッションです。これは故ジバンシィではないのですね。

少しテンポが弛くなるところもありますが、大作であり、安心して見られるしっかりした骨格の映画です。

このイラストのポスターの方がしっくり来ますね。
★★★★ 

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「旅情」

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おうちで観る映画2018年の64本目です。
1955年カラー、スタンダードサイズの映画101分。
アメリカの田舎街で秘書をしているハイミス(設定は38歳、演じたキャサリンは48歳のとき)がバカンスを取って初めての訪れたヨーロッパのひとり旅の最後に立ち寄ったベネツィアでの夏のひととき(「サマータイム」)を描く映画です。
敬愛するデヴィッド・リーン監督は後年大作の名匠となりますが、この頃には女性心理を繊細に描く小品もたくさん撮っています。
アカデミー賞史上俳優としては最多受賞の4回、ノミネート12回(メリル・ストリープの21回に次ぐ)を誇る名女優の中期の作品で、この映画でもノミネートされています。...
お相手のイタリア人の古物商を演じるのは「南太平洋」のロッサノ・ブラッツィ。
この映画を見て、ベネツィアに憧れた人は多いはず(僕とそのひとり、行ったときはこの映画の雰囲気を楽しんだものです)。何がよいかって、キャサリン・ヘプバーン演じる独身女性の揺れ動く心理描写の繊細さが最高です。
ラストのベネツィア駅でのお別れシーンのカメラワークとキャサリンの手の振り方の優雅さよ!
★★★★
 
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