一語一映Ⅲ

高知市の美容室リグレッタの八木勝二が、映画や本のこと、ランチなど綴ります。

【おうちで観る映画】2018年。作品13「荒野の決闘」作品14「ヒッチコックのフレンジー」

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★★★★★・・・なにを置いてもレンタル店へ走ろう

★★★★・・・絶対オススメ 

★★★・・・一見の価値あり

★★・・・悪くはないけれど・・ 

★・・・私は薦めない 

☆・・・おまけ

※本編の内容に触れる個所がありますから、観られていない方は、ご注意ください。

「荒野の決闘」

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おうちで見る映画2018年の13本目は、西部劇の名作「荒野の決闘」。
1946年の作品で、97分。
西部劇ファンになったのは「荒野の七人」と「荒野のガンマン」を二週続けて、黒澤映画と西部劇特集なんて嬉しい企画を高知東宝で見てから。中学生のころでした。
娯楽西部劇、マカロニウエスタンから入ったのでジョン・フォード監督の「駅馬車」や本作をテレビで見たときはアクションが少なくて物足りない感じがしました。ガンファイトはラストの少しだし、マカロニみたいに撃ちまくらないし😁
少し大人になった頃「いとしのクレメンタイン」という原題になってリバイバルしたときに見て、こんなにもきれいで情緒のある映画だったんだ!と激しく感動したした。...
今回Blu-rayでまた久しぶりに見直しましたが、ヘンリー・フォンダさんの演技に酔いしれました。ワイアット・アープは単なるヒーローではなくて、激しやすく、ポーカーも好きで、女にも惚れる人間臭さがとても魅力的でした。やはりジョン・フォード監督ですね!
惜しむらくは、Blu-rayなのに黒が潰れてて人物さえ判別不能なシーンの多いことです。原版のせいなのかもしれませんが。
007なんかはリバイバル時に改題した「ロシアより愛をこめて」のように原題に帰った場合そのタイトルがずっと残っているのに本作は、またもともとの「荒野の決闘」に戻ってますね。
映画は★★★★。画質が良ければなぁ!

「ヒッチコックのフレンジー」

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おうちで見る映画2018の14本目です。
1972年のイギリス映画、116分。
実はスクリーンで見たヒッチコック初体験でした。ヒッチコック=サスペンス映画の神様という刷り込みがあった頃に見た作品で、かなりワクワクして見た記憶が蘇ります。
でもヒッチコックさんも寄る年波には勝てなかったのか、往年の切れが影を潜めてしまいます。
タイトルに「ヒッチコックの」と付けなくてはならなかったのが何よりの証拠。
「鳥」以降不調の続いたヒッチコックの不振を払拭するサスペンスだよ!というのを懸命に打ち出そうとしているわけです。往年のキレとかシーンに対する執着は感じられません。
女性の苦悶の表情を見ながら犯すのが性癖な男の冒すネクタイ殺人の罪を押し付けられた無罪男の逃亡と警察捜査のスリルを描くサスペンスに仕上がってます。...
なぜか、どアップなシーンが多く、大スクリーンではきつい画面が続出します。ラストのどんでん返しのテンポだけは往年のまま!
女優さんに執心していないヒッチコックはこんなのかあという感じ。
★★★

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