「アナと雪の女王」が大ヒットな5つの理由を分析してみました
「アナと雪の女王」はディズニー映画です。
そんなこと知ってるって?
あえてそう書いているのは、「トイ・ストーリー」なんかはディズニー製ではではないんですよ。
ピクサーが作って、ディズニーが配給、ソフト権も持つそういう形態だからです。
ディズニーといえば、基本は手書きアニメなんですが、第46作めの「チキン・リトル」が
初のCGアニメで、以降47作「ルイスと未来泥棒」48作「ボルト」と続きます。
52作「シュガー・ラッシュ」は完全にCGアニメですが、51作「くまのプーさん」はセルアニメだし
50作めの「塔の上のラプンツェル」も手書きとCGの融合感があります。
そして53作めの「アナと雪の女王」です。
3Dに挑戦しました。そういう動きのあるシーンやアクションシーンがちりばめられていますね。
さて、大ヒットの要因をいくつか挙げてみましょう。
①、ふたりのヒロイン
過去の大ヒット作・名作は、お姫様が主人公のものが圧倒的です。
「白雪姫」「眠れる森の美女」「リトル・マーメイド」「アラジン」「ラプンツェル」とあり、
「美女と野獣」「シンデレラ」はお姫様になる、というそれこそシンデレラストーリーですよね?
女の子が主人公でも「ムーラン」「リロ&スティッチ」「ポカホンタス」はそうヒットしなかったですし
「ターザン」や「ピーターバン」「ピノキオ」の男の子が主人公モノでも可愛い女の子が出る映画は
大ヒットしていますね。「ピノキオ」では、金魚でしょ、ヒロインは。
それがふたり、そして可愛いと来れば、大ヒットの要素はかなりです。
②、日本語吹き替えがベスト
ふたりの声を、エルザ=松たか子、アナ=神田さやか、が担当。
キャラクター的にもぴったりしていて、実に合う。
歌えるスターということも、大ヒットへの延長にありますね。
③、ミュージカル・シーンが素晴らしい
「ありのままに〜」ですよね。
'Let It go'をあのシーンで歌うのに「ありのままに」というのは正直違和感がありましたが
歌曲自体は素晴らしく、松たか子さんの歌唱力もすごかったです。
そして大ヒットして、口パク物まねが大流行し、
今年の披露宴定番芸となり、忘年会でもたっぷり出そうな
掛け合いの歌です。
ミュージカルの醍醐味ですよね。
ここまで、完成してたのはアニメではないですが「メリー・ポピンズ」ぐらいではないでしょうか?
[アナ:] ねえ、ちょっとおかしなこと言ってもいい?
[ハンス:] そういうの大好きだ
[アナ:]どこにも出口のない日々が
突然に変わりそう
[ハンス:]僕も同じこと考えてたんだ
だってどこにもない居場所のない日々で
探し続けていた こんな人を
[アナ:] 変わる
[ハンス:] 君と
[ハンス:] 出会えて
[アナ:] 素敵な
[二人:]初めてのときめきが
二人だから
とびら開けて
飛び出せるの
[アナ:] いま
[ハンス:] いま
[アナ:] もう
[ハンス:] もう
二人だから
[ハンス:] 教えてよ
[アナ:] え?
[ハンス:] 何が好きか
[アナ:] サンドイッチ!
[ハンス:]僕と同じじゃないか!
[アナ:] 私たちは
[二人:]よく似てるわ
あ!またそろった!
考えてること
感じていること
[ハンス:] そう
[アナ:] ほんと
[ハンス:] に
[アナ:] 似
[二人:] てるね
[アナ:] ひとり
[ハンス:] ひとり
[二人:]寂しい日々に
もうお別れしよう
二人だから
とびら開けて
飛び出せるよ
[アナ:]いま
[ハンス:]いま
[アナ:]もう
[ハンス:]もう
[二人:]二人だから
[ハンス:]おかしなこといってもいい?僕と結婚してくれ!
[アナ:]もっとおかしな事言ってもいい?もちろん!
この歌「とびら開けて」は、実にリズミカルでよいですね。
④、キャラクターが生きている
そして・・・
みんな知っているキャラクターですが、愛すべきキャラクターですね、みんな。
⑤、本当の愛情とは?
凍ってしまったアナを融かせるのは、本当の愛を持つもののキス、というディズニーの
昔からの定番で、魔法が解けるのか・・・・と思い、
軽いハンス王子から、懸命にエルザ救出を助けてくれたクリストフに愛情が移ったかと思わせておいて、
キスをして、氷のアナを溶かしたのは、
姉のエルザ、凍らせた張本人だったのです。
ここで、兄弟姉妹の大切さを感じるわけですよね。
なかなかやるものです。
⑤最後に、おまけの「隠れミッキーの話題」です。
早速DVDでチェックしましょう。