一語一映Ⅲ

高知市の美容室リグレッタの八木勝二が、映画や本のこと、ランチなど綴ります。

土佐山の親戚にイタドリ採りに イタドリを食べるのは高知県人だけ?

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高知市になった土佐山村の親戚の家を目指して一路北へ。
土佐山に入り、平石方面に行くところを右に曲がると、目的地が近づきます。


ここから右向けて思い切り急な道を登ります。
ここから約一里あるんですよ。
くるまのない時分にも何度かきましたが、それは大変でした。


車1台分の道をひたすら登ります。
枯れ葉が道の左右にたくさん残っていて、ところにより、滑ってしまいます。


かなり登るでしょう?
あっという間にほかの山々と並ぶ高さまできてしまいますよ。


下の分岐からは10分足らず、
親戚の家に到着しました。
季節柄、とてもいいときに来たようです。


ここには、以前から自分のところで食べる分の野菜などはいつも作ってあります。
今年もキレイに作ってあり、これから種を蒔く準備も整っているようです。


ここでほぼ標高500mなんだそうで、
以前から向かいの山で石灰を採掘していましたが、
しばらく来ないうちに、山が低くなってしまっていました。

天気のいい日はここから浦戸大橋や室戸岬が見えるんだそうです。


いろんな花が満開の時季にちょうど来て、空気もきれいだし、
自宅から35分で来られるところだという感じがしません。


少し分け入ると、昔のままの風景も開け、
見上げると。


さわやかに吹く山の風に木々がさわさわと気持ちのいい音を立てて揺れています。
空気がひんやりして気持ちいいんです。


僕よりちょっとしたの親戚の跡取りが居て、
たけのこの「黄ぃ子」の大きいのを掘ってきてくれました。


さて、目的のイタドリ採りです。


以前はあちらこちらにあったのですが、
山も部分的に樹木が育てすぎて、影が多くなると、その下には生えなくなっていました。

ここは、親戚の家のすぐ前の畑の下です。


採りやすいように、斜面にうまく自生させていました。
「2メールと四方に何本か残しといて」といわれ、それが来年用の種になる
モノだということを知りました。


イタドリを食べるのは高知県人ぐらいで、
お隣の徳島は、そんなに食べるんだったら、採って売ろうと、
なったようですが、香川や愛媛では多くは今も食べないようですね。


こんなに採れました。
これだけの収穫があると、ほぼ満足ですね。


ついでに、蕗の茎をたくさん採らせてもらい、


山の水で育った自生のクレソンをたっぷりもらい


もうひとつの目的である、母のいとこのお墓参りに山を上がります。
右側の道を上がります。
かなり急なところもあり、スリップするところも部分的にあります。
母は疎開していた頃、こちらの親戚にずいぶんお世話になったんだそうな。


代々のお墓にお参りして、もうひとつ上にも行ってみようということに。


お墓からまた5分程度上がったところに、大きな田畑が出現しました。
昔はなかったトタンの柵が、イノシシ被害を物語っています。
ここにも以前はたくさんの、わらび・ぜんまいがありましたがなくなっていました。


山の田には、こんな風にして泉んでいるところからの給水を確保してあります。
全部手作業です。山の暮らしは厳しいですね。


久しぶりに訪れた場所に佇むと、
思い出すのは、小学校の頃の思い出ばかり。
忘れ去っていた思い出が、この地に立つと後から後から思いだされてなりませんでした。