一語一映Ⅲ

高知市の美容室リグレッタの八木勝二が、映画や本のこと、ランチなど綴ります。

【偏愛】僕のジブリアニメベストテン

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 スタジオ・ジブリ、今でこそ、出せば大ヒットのチームですが、
「となりのトトロ」が公開された時は、1本立てで勝負できなくて、
同時上映作が、あったんです。それがなんと、あの「火垂るの墓」
それでも、興業的には大成功と言えず、ブレイクしたのは、
「となりのトトロ」のビデオ化の時でした。まだDVDが普及する前のことです。

それ以来、大躍進を遂げたジブリ。

独断で、その作品群から「マイ・ベスト10」を選んでみます。

【10位・『おもひでぽろぽろ』】

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高畑勲監督の作品で、ジブリの一つの転機の作品だと思います。
童話的アニメから、昭和の佳き時代の佳き人たちがつむぐドラマは、このあと
「耳をすまして」「コクリコ坂から」へと、繋がって行きます。
紅花の描写が見事でした。 

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【9位・『千と千尋の神隠し』】

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宮崎アニメのキャラクター想像力の極致の作品です。
アニメの日本興行記録は今も破られていないはず。
304億円、2300万人という記録は、破られないでしょうね、暫く。

僕も高知東宝へ見にいったとき、次回の上映待ちで2時間も、
階段の列に並んで待って観た記憶が鮮烈です。
ちなみに「「トトロ」+「火垂る」で11.8億円だったと言いますからね。 

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【8位・『火垂るの墓』】

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泣かせるアニメとしては、最高峰かもしれませんが、
決して「お涙ちょうだい映画」ではない所が、高い評価になります。
野坂昭如さんの小説を、兄妹の思いやりと飢えとのたたかいに焦点を絞りつつ
大変な状況を、綺麗な風景や火垂るの描写で対比させ、
戦争の犠牲になる弱者を描きます。 

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【7位・『コクリコ坂から』】

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昭和の「あの頃」を描かせれば、右に出るもののないジブリの底力の作品。
前作「ゲド戦記」で酷評された宮崎吾郎監督、これで跡継ぎになれましたね(笑)。

昭和ノスタルジーが、ほどよく気持ちのいい作品。 

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【6位・『耳をすませば』】

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どうも僕は、この手の純愛ストーリーが基本好きらしい。
妻と子供たちが、ビデオでかけては「カントリー・ロード」を
覚えて、歌っていたのが、懐かしい思い出です。

猫がジブリさんはお好きらしいですね(「猫の恩返し」「魔女の宅急便」のジジ等)。 

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【5位・『もののけ姫』】

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ジブリが、映画館興業に金字塔を打ち立て始めた作品。
スケール、テーマとも、神話的・寓話的になり、本来アニメで描いていた
映画世界ではない大作になって行きました。

その意味で、実験性も、アニメの限界を越えた作品として、大いに評価できる作品です。 

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【4位・『パンダ・コバンダ』】

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正確には、ジブリ作品ではありませんので、ここに入れていいかどうかは難しいですが
宮崎アニメの劇場版として公開された40分程度の作品で、続編と2本立てのDVDです。

絵も子供向けで、あのころの東映マンガ映画の風合いが残っていますが
ストーリーのあっけらかんさ、見始めたら何回でもエンドまで見てしまう
魅力あるアニメです。「トトロ」の原型なのかな? 

とにかく見てみて。

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【3位・『魔女の宅急便』】

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僕が、テーマソングで初めて涙した作品です。
オープニングの「ルージュの伝言」もそうですが、
エンディングの「やさしさにつつまれたなら」の方が来てしまいましたね。
音楽演出は、高畑勲監督が担当しています。

ジブリの無国籍性は、「ナウシカ」「ラピュタ」もそうですが、2作品はSF的なアニメですから
この童話的アニメの無国籍性はこの作品からですね。

空を飛ぶこともジブリ映画の「お約束」ですが、一番好きなのはこれです。
驚くべきは、名探偵コナンの高山みなみさんが、オーディションを受けたうえで
キキとライバル魔女の卵のウルスラを演じていることですね。

グー・チョキ・パン店の描写が大好きでした。 

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【2位・『ルパンⅢ世・カリオストロの城』】

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映画館で観た初めてのジブリ作品。
最初は「ルパンⅢ世」の映画化か、とあまり乗り気でなかったのですが、
冒頭のカーチェイスからはまり込んでしまい、最後まで一気になだれ込んだという始末です。

クラリスとルパンの愛も、哀愁漂わせていいじゃないですか?
いつものキャラが、いつもの声で、全く異世界を演じるというのがとも魅力的でした。

銭形も、不二子も魅力的です。 

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【1位・『となりのトトロ』】

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映画の専門雑誌「キネマ旬報」で、評論家・読者共にその年の1位に押した、初めてのアニメ作品です。
見られている方も多いと思うので、いまさら語ることも少ないと思うのですが、
キャラクターの絵と声と、ファンタジーとアニメのカメラワークが見事に合致して
合わさった傑作です。

最初は糸井重里さんの父親の声なんか、「なにこれ?」と思って見ていましたが
進むにつれ、ばあちゃんの北林谷栄さんの声と共に、一番印象に残っているのです。

飛ぶシーンのカメラワークここに極まれり、という感動でいっぱいでしたね。
日本人の良心をくすぐる映画です。 

となりのトトロ [DVD]

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以上、10本、いかがでしたか?
あなたのベスト10は、また大きく違うでしょうね。


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