日本の漫画を原作にしたレビュー付き映画おすすめランキング21
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次点、HK変態仮面
HENTAI KAMEN 全5巻セット (集英社-コミック版)
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- 出版社/メーカー: 集英社
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映画は、マニアックなものなら何でも作るよという福田雄一監督。主演には「花子とアン」で花子の夫役を演じた鈴木亮平さん。変態仮面は、「愛子ちゃん、どうか僕の戦う姿を見ないで欲しい」というキャッチでマイナーに公開されました。鈴木亮平さんは「俺物語!!」でも高校生を演じる32歳の気鋭の男優です。ありえないマンガを映画化しきったことに拍手です。
20位、すーちゃん、まいちゃん、さわ子さん
益田ミリの人気四コマ漫画「すーちゃん」シリーズを柴咲コウ、真木よう子、寺島しのぶのアンサンブルで映画化しました。映画には、すーちゃん(柴咲コウ)、まいちゃん(真木よう子)、さわ子さん(寺島しのぶ)が出てきて、3人はかつてのバイト仲間です。
それから十数年、料理好きでカフェ勤務歴十数年のすーちゃんの、最近の関心事はもっぱら職場の中田マネージャー(井浦新)。OA機器メーカー勤務のまいちゃんは、現在不毛な恋愛中。そして、WEBデザイナーとして働くさわ子さんは、母と二人で祖母の介護の日々・・・。
仕事、年齢、貯金、結婚、妊娠、介護・・・・それぞれの道を歩いてきた彼女たちの悩みはつきない。彼女たちは“ちょこっと"の幸せを見つけて、今を生きていく・・・。
19位、こちら葛飾区亀有公園前派出所
ご存知「こち亀」はノンストップで、1976年から38年半休載なしの連載ギネス記録を持つ少年ジャンプの名物マンガです。コミックスが現在196巻になり、もうすぐ200巻に到達しようとしています。映画化は実は1977年にせんだみつお主演で「トラック野郎・男一匹桃次郎」の併映作品として映画化されています。トラック野郎の6作目ですね。昔見たけど単なるギャグものでした。2011年にテレビ放映から映画化され、香取慎吾が当たり役として両さんを演じたのが記憶に新しい・・・。
こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE ?勝どき橋を封鎖せよ!? Blu-ray通常版
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18位、野球狂の詩
原作は最初は1話完結の野球キチの物語で味がありました。人気が出るに連れ、連続物になり、ロートル投手岩田鉄五郎と、初のプロ女性選手・水原勇気の物語になり、人気沸騰。そして映画化される事になります。実写の水原勇気は、木内みどりが演じ人気を博しました。当時としては頑張った特撮で魔球を映像処理していたのが今見たら微笑ましい限りです。
17位、ゲゲゲの鬼太郎
水木しげるさんのライフワーク「ゲゲゲの鬼太郎」は、たくさんの雑誌に連載され、決定版がわからないほど、たくさん本が出ています。本のイメージよりアニメでの大ヒットが印象強く、今なお人気をほこっています。
映画はやはりCGが発達した最近で、鬼太郎にウェンツ瑛士、ねずみ男に大泉洋、ネコ娘に田中麗奈というイメージにかなり近い俳優をキャスティングしてヒットし、続編「千年呪い歌」も映画化されました。
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16位、釣りキチ三平
少年マガジンに連載された珍しい釣りマンガです。映画化出来た作品は、魚の動きがとても自然で、あの水面から魚が飛び出し大写しになり、向こうでは三平が釣り竿を思いっきり引き上げているのが小さく見えるマンガの大得意の画面が実写化されたことだけでも僕には嬉しい大ニュースでした。三平に須賀健太、父・一平に渡瀬恒彦、姉に香椎由宇、ライバル・魚紳に、塚本崇史が扮しています。個人的にはビジュアルが大好きな映画です。監督は「おくりびと」のすぐ後で監督した滝田洋二郎さんです。
15位、GANTZ
映画「GANTZ」は第一部と完結編「PERFECT ANSWER」の二部構成で映画化されました。これは、現代の特殊効果なしでは作れなかった映画です。
第一部は、アクションが切れ、謎が深まり、面白い映像も多かったのですが、完結編たる第二部での「謎解き」が不明瞭。主演を張った二宮和也、松山ケンイチさんはよく頑張って演じていましたよね。その分リアルっぽく感じられました。
14位、ひみつのアッコちゃん
マンガは意外に1冊だけです。
1962年から1年半「りぼん」に連載された少女漫画ですが、アニメ化されてからブレイクしているんです。
過去に3回アニメ化されていて、1969年~70年の約2年間放映されたアニメシリーズが人気を博し、少女変身モノの先駆けとなったたわけです。同時期の「魔法使いサリー」とともに、「奥様は魔女」からヒントを受けたのがスタートのようです。
テレビの実写版は一度1987年にフジテレビでされていますが、未見です。
2012年に綾瀬はるか主演でついに映画化、少女のままでは設定に無理があるため、15歳の時魔法のコンパクトを手に入れ、7年後の22歳のOL物語として映画化していました。
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13位、ツレがうつになりまして
前出の「すーちゃん」のような、日常を淡々と描く短編マンガのシリーズです。ヒットして、「その後の・・・」「7年目の・・・」と続く。うつを否定的に捉えないのほほんさがマンガの持ち味で、それは映画にも通じています。
映画は2011年、妻に宮崎あおい、夫に堺雅人さんと「篤姫」以来の夫婦を演じ、当たり役として演技賞にも輝きました。佐々部清監督の作品にはホントハズレが少ないのです。
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12位、ヤッターマン
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正確にはマンガが原作という意味では、この作品は該当しません、原作のマンガがなくタツノコプロのタイムボカンシリーズのアニメだからです。1977年から2年間毎週「・・・・だコロン」というタイトルで放映していましたね。それの実写が2009年の三池崇史監督の驚愕の作品でした。ガンちゃんに櫻井翔、アイちゃんに福田沙紀、ドロンジョに深田恭子、ボヤッキーに生瀬勝久、トンズラーにケンドー・コバヤシというマンガそのもののキャスティングがしびれました。あのアニメがほんとに映画になったと感動したものです。
11位、ビーバップ・ハイスクール
ヤングマガジンで1983年から20年続いたマンガもお見事で、連載された時は「おもしろー」と思ったものですが、それを映画化してシリーズで大ヒットさせた映画の制作陣に拍手を贈りたいです。なにせ1985年から1988年までに東映で毎年ほぼ2作、6作品も作られたからです。監督の那須博之がすごい。そして仲村トオル、清水宏次朗のコンビがトラック野郎の後釜よろしく、1、2作目には中山美穂がセーラー服で出てきて主題歌まで歌うという充実ぶり。これぞ、マンガの映画化の醍醐味です。
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10位、20世紀少年・3部作
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これは記憶に新しいでしょう?「YAWARA!」以降書く作品の殆どが話題を独占するベストセラーになる浦沢直樹さんのビッグコミック・スピリッツに連載されたSFタッチのマンガが原作です。1999~2006年の連載です。
映画は職人監督・堤幸彦さんで、映画は一気に撮影され(堤監督は撮影がとても早いらしい)、年1本のペースで公開されました。息子たちと一緒にマンガと映画を楽しめた懐かしの3本です。
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10位、どろろ
少年サンデーでオンタイムで読んだ手塚作品の映画化だけに嬉しかったですね。1967年僕が10歳小学4年生の頃に夢中で読んだマンガです。
映画化は2007年のこと。百鬼丸妻夫木聡、どろろに柴崎コウという異色の配役をキャスティングしていました。でも考えてみたら「どろろ」は男として育てられた女の子だったのですから、今思えば適役だったようです。
9位、修羅雪姫
原作・小池一夫、劇画・上村一夫コンビのの傑作です。上村一夫さんは「同棲時代」や「しなの川」など由美かおるさんで話題になった作品もありますが、映画の出来はこの作品が一番でしょう。女子刑務所の雪の降る夜に雑居房で生まれた雪は母親を刑務所で亡くし、父母の怨念を晴らすために修羅になって復讐するという物語。明治の風俗が心地よく映像化されていて、さすが藤田敏八監督だねと思います。
タランティーノ監督が、「キル・ビル」で真似したシーンの美しいこと、哀しいこと。
8位、ピンポン
ピンポン コミック 全5巻完結セット (Big spirits comics special) [マーケットプレイス コミックセット]
- 作者: 松本大洋
- 出版社/メーカー: 小学館
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この映画、圧倒的でしたよね。
卓球というどちらかと言うとマイナーなイメージのスポーツを一気に闘う映画として位置づけたのにはこの映画の功績は大きいですね。
まだ初々しい窪塚洋介、ARATA、サム・リー、中村獅童らが初々しくスクリーン狭しと躍動するさまは今までにない迫力で21世紀がやってきたんだと新しいタイプの映画に歓喜したものだった。
7位、嗚呼、花の応援団
これは原作が僕達の大学生の頃で漫画アクションで大ヒットして毎週喫茶店で読んでいたものです。映画化するにあたっての最大の難関は、ヒーロー青田赤道を誰がやれるのかということでした。オーディションで選ばれた今井均が第一作に登場し見事に演じ切り、キネ旬ベスト10に入るという快挙を成し遂げました。
3作作られましたが、主人公を演じた俳優が全員別で監督がいっしょという珍しいシリーズ作品になりました。平成にも映画化されています。
6位、ROOKIES
ROOKIES 全24巻完結(ジャンプ・コミックス) [マーケットプレイス コミックセット]
- 作者: 森田まさのり
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マンガはハードで、テレビはややくどかったけど、映画はすっきりしていてよかったですよ。3分に1回は感動できると言っても過言でないほど、感動させるシーンのてんこ盛りで最後はへとへとになるような映画でしたがエネルギーは有りましたねぇ。
5位、子連れ狼
この頃原作小池一夫、劇画小島剛夕という作品がコミックス界を席捲した時期が有りました。原作と作画の分離も、梶原一騎+漫画家で確立された後のことです。おびただしい数の原作を書く小池一夫さん、その冥府魔道の世界を見事に表現して一大ブームになりました。テレビになり、映画にもなりました。TV版の萬屋錦之介版は有名ですが、映画版は大手で制作しなかったのと主演が制作の勝新太郎の実兄・若山富三郎で、人気面での問題があったかもしれませんが、全7作、なかなかの切れ味です。橋幸夫さんの「♪しとしとぴっちゃん」も懐かしいなぁ。
4位、釣りバカ日誌
現在も連載継続中で、もう100巻が目の前の人気作品「釣りバカ日誌」です。映画はキャラクターと設定を使っているだけで本編とはストーリーの関連性はありません。寅さん映画の同時上映作品としてスタートし、いつの間にか寅さんに取って代わり、松竹の正月の看板映画となったコメディ映画です。
ナンバリングは20までしかないのに22作あるのは、「スペシャル」と時代劇「花のお江戸の・・・」があるため。どれから見ても問題なし。
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3位、少年時代
原作漫画は、藤子A不二雄さん。映画は篠田正浩監督。それより主題歌になった井上陽水さんの「少年時代」が有名ですが、主題歌がこれほどジンと来た映画もめったにありませんでした。
作者自信の戦争中の疎開の時の思い出を綴った作品ですが、時代と風景と人間の描き方が一つ一つていねいで心に染み入ります。主題歌が流れだすまで思い切り映画に浸ろうではありませんか?
2位、夕凪の街、桜の国
あまり知られていないかもしれません。だからあえて目立つ2位したというわけではありません。原作も素晴らしく、映画もそれに並んで素晴らしいからです。
どちらを先にするか迷ったら、原作を読んでから映画作品を見てみて下さい。マンガの技法と映画の技法が見事に両作に活かされていることができるレアな作品です。静かで暖かくそれでいて少し哀しい・・・
1位、ALWAYS三丁目の夕日
堂々の1位はこちら。映画としての完成度、そして原作世界をビジュアルとして再現したVFXの驚異、配役の妙、演技、どれも素晴らしいです。ビッグコミック・オリジナルに今もなお連載中のなんとも言えぬ作風のマンガ世界のノスタルジーを描くにとどまらず、昭和の風景・人情を甦らせた功績はとてつもなく大きい。
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選べなかった映画たち
マンガを映画化した映画は多いです。
以前はドラマ的なマンガに限られていましたが、映像技術の進歩でどんなマンガでも映像化できるようになったからです。ですから近頃はものすごく増えています。マンガのヒット=即映画化というスタイルが増えてきました。歓迎すべきことです。
ここには、あくまでも個人的な好みでランキングしましたが、映画またはマンガを見ていないものは全てランク外としましたから、あなたのお好みの作品が入っていないかもしれません。例えば「NANA」や「君に届け」などは映画は良かったですが、原作を読んでいないのです。逆の原作だけというものも多くあります。
以下候補に挙げて見送ったものは、
「火の鳥」(市川崑実写版・これはDVD化されていないため除外しました)、「キャプテン」「ハレンチ学園」「さそり」「忘八武士道」「高校生無頼控」「混血児リカ」「ゴルゴ13」「ダメおやじ」「愛と誠」「ドカベン」「瞳の中の訪問者」「土佐の一本釣り」「翔んだカップル」「ビンクのカーテン」「のだめカンタービレ」などです。
だれが演じたのかを想像するのが楽しいですよね。
今の時代ネットですぐ検索できます。想像してお楽しみ下さい。