一語一映Ⅲ

高知市の美容室リグレッタの八木勝二が、映画や本のこと、ランチなど綴ります。

史上初の入院・手術体験記 アフター イン 近森病院




目が覚めたときは、こんな感じの光景が目の前に広がりました。
手術室で寝たところから記憶はございません。
麻酔科の新人医師にベテラン医師が手取り足取り教えているシーンからそのまま
ここへワープしていました。

時刻を聞くと、11時半だそう。

あれから、2時間半経っています。


お腹に管が入っている感じが分かります。
点滴はずっと、左腕に。
足元は、いわゆるエコノミー症候群にならないように、常に両足を空気式マッサージ機の
ようなもので、圧迫して刺激し続けていてくれます。


指輪は、切るかも知れません、といいながら今回もそのまま。
MRIのときもいわれたのでした。
もう指輪か、指を切らない限り取れませんよ、これ。

といえば、入院前日に電動ノコで切った左小指、縫合しなかったんだ。


担当医は辻井せんせと、八木せんせ。
親戚でも何でもありませんが、顔見知りではあります。


ほぼその日は、この光景ばかりの一日でした。
姉夫婦が見舞いに来てくれたときは、まだ麻酔が覚め切ってなくて、朦朧としていて返事もろくにできず、
店のメンバーが多くきてくれたときも、酸素マスクをしていましたから、超重病人でしたもの。


夜方、少し起きてみたときは、気持ちは悪いわ、手術跡は痛いわ、で
飯ものどに通りません。こんなのであと2日間で退院できるの?と思いましたよ。


次の朝、今日も晴れ。


久しぶりの朝食です。
さすがに全部は、よう食べませんでした。


昼と晩。
全部いただけました。

回復=食欲だとよく分かります。


ようよう尿導管をはずして、歩いてトイレに行けだすと
トイレで尿の出方を測ってくださいとのこと。


ボタンひとつであっと驚きのデータが出てきますよ、
驚きですねぇ、ほんと。


起き上がれるようになって、映画を見たり
本を読んだりしましたよ。

のんびりしよう、あと2日間。


本をたくさん読んでいるように見えますが、
実際に読み終えた本はゼロ。
見た映画は7本でした。

本を読むのは体力がいるということを改めて理解したしだいです。


大相撲をガチにこれだけ見たのも、どれだけ振り?
いっしょに見えていた力士の顔と名前が一致してき出しましたよ。


退院の朝、5時ごろ目が覚めました。
痛くもないし眠くもないので、寝られなくなり、映画を1本見ましたよ。


最後の朝食です。
ご飯は相変わらず、250、多いんです。


入院アンケートにたっぷり書き込みましたよ。
アンケートには、次回もし来たとき、変わっていてね、
という思いで、たくさん書き込みます。


清算を終わらせて、無事退院です。
タクシーで帰宅します。
忘れ物をしたのに、待っていてくれた間、メーターは倒れていませんでした。
「ありがとう」とついいいたくなる、タクシーでした。

【おまけ】


手術してから、順番に飲みたいものが変わりました。
①ミネラル・ウォーター・・・術前、術後、そして起き上がるまで
②お茶・・・手術後、あれこれできだしてから
③オレンジ・ジュース・・・食べるものを全部残さず食べれだすと、味も欲しくなる
④野菜ジュース・・・活動するには、こういうものが必要なんだというような味

いろいろ学んだ入院でした。
これから、お見舞いに行くときにはどういう状態なのか、よく分かりましたから。


終わりまで読んでくれてありがとう。