史上初の入院・手術体験記 アフター イン 近森病院
目が覚めたときは、こんな感じの光景が目の前に広がりました。
手術室で寝たところから記憶はございません。
麻酔科の新人医師にベテラン医師が手取り足取り教えているシーンからそのまま
ここへワープしていました。
時刻を聞くと、11時半だそう。
あれから、2時間半経っています。
お腹に管が入っている感じが分かります。
点滴はずっと、左腕に。
足元は、いわゆるエコノミー症候群にならないように、常に両足を空気式マッサージ機の
ようなもので、圧迫して刺激し続けていてくれます。
指輪は、切るかも知れません、といいながら今回もそのまま。
MRIのときもいわれたのでした。
もう指輪か、指を切らない限り取れませんよ、これ。
といえば、入院前日に電動ノコで切った左小指、縫合しなかったんだ。
担当医は辻井せんせと、八木せんせ。
親戚でも何でもありませんが、顔見知りではあります。
ほぼその日は、この光景ばかりの一日でした。
姉夫婦が見舞いに来てくれたときは、まだ麻酔が覚め切ってなくて、朦朧としていて返事もろくにできず、
店のメンバーが多くきてくれたときも、酸素マスクをしていましたから、超重病人でしたもの。
夜方、少し起きてみたときは、気持ちは悪いわ、手術跡は痛いわ、で
飯ものどに通りません。こんなのであと2日間で退院できるの?と思いましたよ。
久しぶりの朝食です。
さすがに全部は、よう食べませんでした。
回復=食欲だとよく分かります。
ようよう尿導管をはずして、歩いてトイレに行けだすと
トイレで尿の出方を測ってくださいとのこと。
ボタンひとつであっと驚きのデータが出てきますよ、
驚きですねぇ、ほんと。
起き上がれるようになって、映画を見たり
本を読んだりしましたよ。
のんびりしよう、あと2日間。
本をたくさん読んでいるように見えますが、
実際に読み終えた本はゼロ。
見た映画は7本でした。
本を読むのは体力がいるということを改めて理解したしだいです。
大相撲をガチにこれだけ見たのも、どれだけ振り?
いっしょに見えていた力士の顔と名前が一致してき出しましたよ。
退院の朝、5時ごろ目が覚めました。
痛くもないし眠くもないので、寝られなくなり、映画を1本見ましたよ。
入院アンケートにたっぷり書き込みましたよ。
アンケートには、次回もし来たとき、変わっていてね、
という思いで、たくさん書き込みます。
清算を終わらせて、無事退院です。
タクシーで帰宅します。
忘れ物をしたのに、待っていてくれた間、メーターは倒れていませんでした。
「ありがとう」とついいいたくなる、タクシーでした。
【おまけ】
手術してから、順番に飲みたいものが変わりました。
①ミネラル・ウォーター・・・術前、術後、そして起き上がるまで
②お茶・・・手術後、あれこれできだしてから
③オレンジ・ジュース・・・食べるものを全部残さず食べれだすと、味も欲しくなる
④野菜ジュース・・・活動するには、こういうものが必要なんだというような味
いろいろ学んだ入院でした。
これから、お見舞いに行くときにはどういう状態なのか、よく分かりましたから。