一語一映Ⅲ

高知市の美容室リグレッタの八木勝二が、映画や本のこと、ランチなど綴ります。

【おうちで観る映画】2018年。作品73「25年目のキス」作品74「ラブリー・ボーン」

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★★★★★・・・なにを置いてもレンタル店へ走ろう

★★★★・・・絶対オススメ 

★★★・・・一見の価値あり

★★・・・悪くはないけれど・・ 

★・・・私は薦めない 

☆・・・おまけ

※本編の内容に触れる個所がありますから、観られていない方は、ご注意ください。

「25年目のキス」

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おうちで観る映画2018年の73本目です。

1999年のラブコメディ、108分です。

初見でした。

監督もやる(「ローラーガールズ・ダイアリー」佳作!)「E.T.」の子役を演じたドリュー・バリモアが初めて総制作に乗り出した作品で、それはなんと24歳のこと!!

ライトコメディですが、しっかりと高校時代に贈るリスペクトもほろ苦さも描けていて、人生初の本物のキスに至るまでがハートフルにコミカルに描かれるキュートな作品でした。...

新聞社に勤めるうだつの上がらないコピーエディターの女性が、記者デビューできるかも?な千載一遇のチャンスを得ます。

高校への潜入ルポをすることから始まる、みんなの青春のあれこれを切り取り、25歳の彼女が過去に出来なかったプロムクイーンになれるまでの、ある意味シンデレラストーリー。

でもラストは小気味良く爽快でした。

バリモア自身はすでに売れっ子女優だったから、こんな普通な高校生活はしてないんだろうなぁ!

ラブコメファンは必見の映画ですね!
★★★ 

25年目のキス [Blu-ray]

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「ラブリー・ボーン」

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お家で観る映画2018年の74本目です。
2010年にスクリーンで観た時も、見たことのない世界観にうっとりした覚えがありますが、改めてBlu-rayで見直すと新しい発見がたくさんありました。
映画が始まって40分程度で主人公の14歳の女の子スージー・サーモンは殺されてしまいます。映画はスージーの語りで進められます。
そのシーンより前に「14歳で殺されるまで」という本人のナレーションが入りますから、トウモロコシ畑の地下の秘密の部屋に誘われるシーンから、あ、ここで殺されるんだということはわかりますから、ショッカー的な映画ではありません。むしろそのあとの85分間は、死んだ後の世界はこんな感じなんだとか、残された家族や友人はこんなに傷を負い、そうして立ち直っていくんだ、という過程が描かれます。
父親は犯人探しに執念を燃やし、耐えきれなくなった妻が家出したりします。それまで家事もしなかった祖母が意外な面を見せて家事や孫の世話をして、家族崩壊を止めるようにしたりもするのです。
出来たばかりの彼女を喪失した少年の空虚感や、犯人の後日を描いたり、成長した妹が犯人を見つけ証拠を家に入って見つけたり・・・
シーンシーンが見事なつながりを見せますが、「ラブリー・ボーン」というタイトルはどこにあるのか?「幸せな誕生」ではなく「愛しい骨(格)」という意味なのですね。
スージーをロスして(失って)からの家族や友人たちの再生、そしてスージー抜きの新しい関係性の骨格を意味するのだと思います。
そういう意味では犯人を捕まえるどうのは、どちらでもよい展開になっています。だからあっけない死に方をしてしまいます。
見直して監督ピーター・シャクソンの世界に浸りたくなりました。それにしても「キングコング」や「ロードオブザリング」「ホビット」どれも3時間クラス、大変だぁ。
★★★★のお気に入りです。
  
ラブリーボーン [Blu-ray]

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