一語一映Ⅲ

高知市の美容室リグレッタの八木勝二が、映画や本のこと、ランチなど綴ります。

【おうちで観る映画】2018年。作品69「砂の器」作品70「ナミヤ雑貨店の奇蹟」

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★★★★★・・・なにを置いてもレンタル店へ走ろう

★★★★・・・絶対オススメ 

★★★・・・一見の価値あり

★★・・・悪くはないけれど・・ 

★・・・私は薦めない 

☆・・・おまけ

※本編の内容に触れる個所がありますから、観られていない方は、ご注意ください。

「砂の器」

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おうちで観る映画2018年の69本目です。

日本映画で何度見ても感動できる名作と言えばこれ!万人に愛される名作ですね。

この映画、まもなく帯屋町のキネマMで上映されるみたいです。

1974年の作品で野村芳太郎監督が絶頂期の頃で、松本清張原作を映画化し続けていた中で飛び抜けた名作に仕上げたのは、橋本忍の脚本に依るところが大きいのかも知れません。

ミステリーですが、全編143分のうち、犯人探しはおおよそ90分でおしまい、あとはご存じコンサートシーンと親子の放浪行脚のあの名シーンに移るのです。

「宿命」と題されたオーケストラ曲が画面とリンクして最高の相乗効果を生み出しています。

演技陣での功労者は、ハンセン病の父親を演じる加藤嘉と駐在を演じる緒形拳の二人でしょうか?

僕が忘れられない日本映画にはなぜか加藤剛がよく出ています。

後のミステリー映画やテレビに謎解きだけではなく、ヒューマニズム的な感動を与える演出が続出するのは、この映画の影響からですね。

何度見ても、やめられなくなる不朽の名作です。

★★★★

砂の器 デジタルリマスター版

砂の器 デジタルリマスター版

 

 

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」

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おうちで観る映画2018年の70本目。
去年の秋公開されたばかりの作品を新作レンタルで鑑賞しました。129分。
スクリーンで観なかったのは、いかにも「お涙頂戴」な印象の予告編が鼻についてしまったからですが、本編をDVDで見てみて、そうでもなかったので安心しました。安易な感動の押し売り予告編に見えたのでその点では損をしている予告編なのかもしれません。
人生相談承りますというナミヤ雑貨店で起こる2012年と1980年の手紙のやり取りを時空を超えて描くファンタジーでした。
きっと原作は素晴らしく感動的な物語なんだろなと想像しつつそんな原作を映画化する難しさを体感させられるような映画の出来上がりでした。...
駄作ではないのですが、感動度的には凡作になってしまった感があります。エピソードとエピソードのつなぎ方がかちっと整理されていなくてつながりが「無理やり感」を感じさせられるせいでしょうか、ベストセラーの映画化は難しいものですね。
役者の演じる年齢にも無理がありましたしねー。
※セリ/門脇麦のライブシーンとダンスシーンはとてもよかったです
★★☆ 
ナミヤ雑貨店の奇蹟 [DVD]

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