一語一映Ⅲ

高知市の美容室リグレッタの八木勝二が、映画や本のこと、ランチなど綴ります。

【おうちで観る映画】2018年。作品33「小さいおうち」作品34「麻雀放浪記」

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★★★★★・・・なにを置いてもレンタル店へ走ろう

★★★★・・・絶対オススメ 

★★★・・・一見の価値あり

★★・・・悪くはないけれど・・ 

★・・・私は薦めない 

☆・・・おまけ

※本編の内容に触れる個所がありますから、観られていない方は、ご注意ください。

「小さなおうち」

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おうちで観る映画2018年の31本めは2014年の山田洋次監督作品です。138分。

劇場で見そびれてついつい放ったらかしになっていましたが、早い目にレンタルBlu-rayで観られて良かったです。

個人的注目は小さな家での不倫劇をどんな風に山田監督が処理しているのか、でした(笑)。それは見事に女中役・黒木華の回想と記録というカタチで昇華されていました。

演技陣はみんないいですねぇ。もちろん山田組のみなさんが全員総出演という様相の映画ですから、誰もハズレはありませんが、特に奥様役の松たか子、黒木華、その老後を倍賞千恵子の三人が見事でした。

昭和の初期戦争のムードが押し寄せる東京山手の小さな三角屋根の洋館で繰り広げられる家族の小さな出来事を描きます。

それにしても山田監督86歳にして大現役。そして監督生活57年目。今年公開予定の「家族はつらいよⅢ」はなんと86本目の監督作。

すごすぎる。ハズレもないし。
★★★★
 

 

「麻雀放浪記」

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おうちで観る映画2018年の32本めは、1984年作品「麻雀放浪記」109分。
これは原作、映画とも一級品のピカレクスロマンです。
雀を知らない、大丈夫。モノクロ苦手、超キレイですから。敬遠している女性もぜひ見てください。加賀まりこさん、大竹しのぶさんが輝いていますから。
阿佐田哲也さんの博打小説を、イラストレーターで画フリークとして知られる和田誠さんが初監督した作品です。だから並の映像ではありません。
封切り時に見て以来34年ぶりの再見でしたが、どのシーンもどのセリフもちゃーんと覚えいたということは、本当に無駄のないくメリハリのある脚本(和田監督と澤井信一郎監督)と、くっきり奥行きのある映像で登場人物の気持ちまで表しているのがさすがイラストレーターと唸るほどの職人芸なのです。
坊や哲、出目徳、ドサ健、上州虎、女衒の達、名前だけでもワクワクしませんか?これ角川映画なのです。原作は読み漁りましたねー。和田監督の他の作品「怪盗ルビィ」「真夜中まで」「怖がる人々」もシャレていたなぁ、見直してみたい。
★★★★☆ 
麻雀放浪記  ブルーレイ [Blu-ray]

麻雀放浪記 ブルーレイ [Blu-ray]

 

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