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一語一映Ⅲ

高知市の美容室リグレッタの八木勝二が、映画や本のこと、ランチなど綴ります。

独断と偏見の映画評 116 スターウォーズ「A long time ago in a galaxy far, far away....」の謎

映画マイラブ

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★★★★★・・・なにを置いてもスクリーンへ走ろう 

★★★★・・・絶対オススメ 

★★★・・・一見の価値あり

★★・・・悪くはないけれど・・ 

★・・・私は薦めない 

☆・・・おまけ

 

実は新作映画のレビューは2年1ヶ月ぶりなんです。

「スターウォーズⅦ・フォースの覚醒」まで

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元々の1作目(この場合はエピソードⅣを指す)が1977年、世に公開されて早や39年が経ちます。日本公開は1978年でしたから僕は20歳大学生の頃でした。

実はスペース・オペラのようなSFが大の苦手、ミステリーは好きで創元推理文庫はかなり読んだ僕も、SF小説は1冊も完読に至らずで、映画「スタートレック」も「フラッシュ・ゴードン」も苦手だったんです。
ですから1978年の公開の時には、前年アメリカで大ヒットして日本にも一大ムーブメントが起こっていた時にも無関心でした。初めて見たのが1982年の日本語吹き替え版でのリバイバルの時でした。1980年に「Ⅴ」が公開され、翌年「Ⅵ」が公開される直前のことで、僕の「スターウォーズ・サーガ」の始まりはかなり遅かったといえます。

今回「Ⅶ」を見るに当たって、公開順の「Ⅳ~Ⅵ」、「Ⅰ~Ⅲ」を復習してから臨みました。

「Ⅰ~Ⅲ」が「Ⅳ~Ⅵ」の前の話ですから、「Ⅰ~Ⅲ」は「Ⅳ~Ⅵ」に繋がるよう、辻褄が合うようにいろんな苦労が見られます。

Ⅳ~Ⅵの成功

ご存知の様に、Ⅳ~Ⅵはダースベイダーとルーク・スカイウォーカーの親と子の物語であります。最初は「理力」と字幕には出ていて「フォース」とふりがなが付いていました。「フォース」を巡る親と子の葛藤と戦いを描く大河ドラマでした。

存分に日本映画の影響を受けており、黒澤明監督の「隠し砦の三悪人」からヒントをいただいているというのは有名な話です。

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引用:p.unext.jp

敵に追われ同盟国に亡命する姫は、もちろんレイア姫。

三船敏郎がやっている家臣の役が、ジェダイ騎士のルークですね。
そして、あっちへこっちへ流されるコメディレリーフの凸凹コンビが、C3POとR2-D2の二人というように、造形、性格、役回り、ストーリーともそっくりなんです。時代劇をスペスオペラに置き換えたお伽話が、STAR WARSだということなんです。

今までのSFでは、光線銃での撃ち合いは有っても、ライトセーバーでのチャンバラはありませんでしたし、武士道を彷彿とさせる「フォースの修業」なども思い切り日本的なのはこういう理由からなのかもしれません。

※ルーカス監督はオビ=ワン・ケノービに三船敏郎を起用しようとオファーしたが「そんなこども騙しの映画には出ない」と交渉に応じなかったそうです。

Ⅰ~Ⅲに戻り

アナキン3部作は、若きアナキンがどうやってフォースに目覚め、それを極め、なぜダークサイド(暗黒面)に入って行くのかが描かれます。

こども時代の監督・ルーカスの分身がアナキンであることを示唆させるエピソードが散りばめられています。

少年時代は奴隷の子であったこと、ポッド・レースで優勝し世にでるチャンスを掴むこと、母親だけに育てられ、父親を知らないこと。こんな設定がそのままジョージ・ルーカスの生い立ちに重なるからです。

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引用:weekly.ascii.jp

なぜA long time ago in a galaxy far, far away....?

文明科学の進歩から考えれば、明らかに「スターウォーズ」は未来の話なのに、最初に「A long time ago in a galaxy far, far away....」という文字から始まるのか?

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引用:matome.naver.jp

日本語字幕では「遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。」と出ます。
最初のうち何回見ても「おかしいだろ?未来の話だよ」と思って見ていました。

何回か見る上で、これは神様の視点から描いている映画なのかも知れないと思うようになりました。

だとすれば、無用な宇宙戦争は戦争がいけないと思いつつも止められない人間社会への警鐘にもなっていますし、親子の葛藤、ひとの成長、愛などが全て神々の為せるワザだと見えてくるのです。

 

しかし、ルーカスの描く宇宙はそれまでの映画の宇宙のように青い綺麗なものではなく、砂漠の星であり、真っ暗な世界であり、戦争だらけなのです。

 

少年の頃に夢見た「お伽噺」として描いているのだなと思えたのが、今年1月1日に新作「エピソードⅦ・フォースの覚醒」を見た時でした。

 

ディズニーに託された「ルーカスフィルム」はこれをファンタジーとして終わらせたいのだと。そして新しくヒロインで出て来たレイの3部作として男たちのまたは親子の物語ではなく、永遠の家族の物語にして終わっていくのであろうことを予感させました。 

スター・ウォーズ学 (新潮新書)

スター・ウォーズ学 (新潮新書)

 

 この本に詳しく書かれています。
よく分かる本で、気づかなかったこともたくさん書いてくれていました。

 スターウオーズの各作品

「Ⅳ新たなる希望」・・・・★★★★★

「Ⅴ帝国の逆襲」・・・・・★★★

「Ⅵジェダイの帰還」・・・★★★

「Ⅰファントムメナス」・・★★★

「Ⅱクローンの攻撃」・・・★★★

「Ⅲシスの復讐」・・・・・★★★★

「Ⅶフォースの覚醒」・・・★★★★

エピソードⅧ以降に期待がかかります。