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一語一映Ⅲ

高知市の美容室リグレッタの八木勝二が、映画や本のこと、ランチなど綴ります。

映画レビュー 「青空娘」「ストリッパー・ゾンビランド」「マチェーテ・キルズ」


★★★★★・・・なにを置いてもレンタル店へ走ろう ←新設しました
★★★★・・・絶対オススメ 
★★★・・・一見の価値あり
★★・・・悪くはないけれど・・ 
★・・・私は薦めない 
☆・・・おまけ

※本編の内容に触れる個所がありますから、観られていない方は、ご注意ください。


『青空娘』


僕が生まれた年に製作された1957年の作品です。
近頃はまっている、増村保造監督と結果20本もの数を一生作ることになる
その第一作として、記念すべき作品です。

原作は源氏鶏太さん、脚本は白坂依志夫さんという初期の増村映画のトリオそろい踏みです。
増村+若尾のコンビでの名作「赤い天使」や「妻は告白する」のような情念などはまだありません。
ただひたすらに、まっすぐで明るいという「青空のような娘」を描きます。

子供のころ捨てられた大社長の父親の邸宅に住むようになりますが、
妾腹の子のため、お手伝いさんとしてしか認めてもらえませんが、
青空振りを発揮して、どんどん周りを変えていってしまう展開と若尾の演技が
初々しくて調子のよすぎね映画なのに、「爽やか」としか写らないこの映画の不思議ワールドは、
最後のどんでん返しまで一貫しています。

どんな題材でも見ごたえ抜群にしてしまう二人のコンビは只者ではないのだと実感させられます。
個人的には、生まれたころの東京の風景が見られてとてもよかったんです。★★★



『ストリッパー・ゾンビランド』


タイトルから見ると、エロい映画、
ジャケット見ても、エロい映画としか写りませんが、
意外にも(残念ながら)全然エロくないし、裸もわずか1カットだけなのです。

これは、2008年の「ゾンビ・ストリッパーズ」という小ヒットした作品のパロディらしいのである。
もとネタの映画を見ないで、パロデイは語れないのですが、
この映画の乗りからすれば、それなりにもとネタ作品は面白かったものと推測できます。

女ばかりがゾンビ化してしまい、そのゾンビたちは常にエロい格好で踊っている
(体をくねくねさせているだけ?)という設定、生き残ったオタク青年が、
ハンターと、ゾンビ化していない姉妹と出会い、ゾンビ退治をしていくロードムービーという趣向なのです。

予算がないのでしょうチープな、内臓食いと、ほとばしる血しぶきばかりで、
エロさ、ほぼゼロの作品ですから、ジャケ見した人(僕もか?)は、肩透かしされるだろうなー。
でもそれなりには面白いところもありましたよ。

でもゾンビメイクをすると美女も台無しだから、全然おんなっ気を感じさせないのが致命傷です。
★★



『マチェーテ・キルズ』


タランティーノとロドリゲスのグラインドハウスというB級映画の間に予告編として作られた
架空の作品の予告編から本編になったという変わった作品で、1作目があたったため
続編が登場というわけです。

1作目は、メキシコ人の殺し屋マチェーテの超人的活躍ぶりが爽快で小気味よささえ感じた
ものでしたが、続編にありがちな予算は増えたけど、ヒーローが強くなりすぎてスーパーマン並みの
活躍をするというありえなさに、かえって興ざめするという作品にまで仕上がってしまいました。

レディ・ガガや、メル・ギブソンという大物たちも遊びながら出ていますが大予算が
却ってあだで、チープさを消してしまう結果として作用してしまったのでした。

チープな映画はあくまでチープに徹してなんぼ、ということを証明してくれました。
3作目「マチェーテ宇宙へ行く」が予告であり、ラストシーンもロケットに乗って終わりだったのですが
ほんとにやるのかな?もういいんじゃないの?と思ってしまいました。★★