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一語一映Ⅲ

高知市の美容室リグレッタの八木勝二が、映画や本のこと、ランチなど綴ります。

ブックレビュー「銀幕おもいで話」、「ビリギャル」

 

「銀幕おもいで話」

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出会い・・・

よくインターネツトで映画本を検索するため、ときどき映画本のお薦めがまとめてメールで届きます。それからこの本を知り、レビューを読んで買ってみました。

内容は・・・

東映の撮影所長、社長を勤められた著者の昭和の映画界の銀幕スターたちとの交流や裏話などを披露してくれます。知らない話であり、スターの裏側が見え隠れしていてこれだけささっと読めた本も少ないものでした。

 

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高倉健さんのエピソードが一番おもしろく、興味を持って読めました。

この「鉄道員(ぽっぽや)」は高倉健さんが東映の専属を1976年に辞め、フリーランスになって1本東映で吉永小百合さんとの共演作「動乱」(1980)に出て以来19年ぶりの東映作品に出たという記念碑的作品です。

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それまでの高倉健さんはご存知のように、「網走番外地」「昭和残侠伝」「日本侠客伝」などのシリーズに出ずっ張りの看板スターでした。

同じようなキャラクターを演ることに疲れていたのでしょう。と筆者は気遣います。

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高倉健さんのあとの章では、「緋牡丹博徒」シリーズの藤純子さんのデビューのきっかけを明かします。

東映の任侠映画を作り上げたプロデューサーの後藤浩滋さんの娘が撮影所に遊びに来ているところを、「お前の娘を映画に出させろ」と口説いたのが、マキノ雅弘監督だったというわけです。マキノ監督は、「昭和残侠伝」「次郎長三国志」などの名匠です。

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このシリーズも当たりました。山下耕作監督ですねー。

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松竹作品ですが、東映太秦撮影所が舞台になって描かれるオマージュ作品、「蒲田行進曲」にも触れています。映画愛がひしひしと伝わり、後半の「仁義なき戦い」などの実録ヤクザ映画の成立のエピソードなんかを読んでいると、その映画こんなに苦労して作ったんだ、そりゃ見なくちゃと思わせるエピソードばかりでした。

 

あと取り上げられている人は、萬屋錦之介さん、鶴田浩二さん、深作欣二監督、松坂慶子さん、仲代達矢さんなどです。そのエピソードの中で昭和のスターたちの東映でのおもいでがたくさん語られています。

もっと広くに読んでいただきたい宝物のような本でした。 

銀幕おもいで話 (双葉文庫)

銀幕おもいで話 (双葉文庫)

 

 

「ビリギャル」

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通称・「ビリギャル」本当のタイトルは「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」といいます。文庫本ではストーリー性を重視して、実践した暗記法や受験メソッドを省いてあるそうです。僕が読んだ文庫は、ストーリーを楽しむもの、単行本は実用性に富んでいるということのようです。

 

出会い・・・

出張の時高知空港の売店で目についた。薄さ(239ページ)が、飛行機での東京往復に丁度かな?と思って。100万部突破という帯の文字にも、映画化されたというのにも気もちが動いたのは間違いありません。

内容は・・・

高2の夏、エスカレーター式に大学まで上がれる私立高校の成績学年最下位のギャルが、上の大学に上がれないというピンチを抱えて入塾。偏差値はなんと30。そこから現役慶應大学合格を勝ち取るまでの物語です。家庭の有り様、子供の伸ばし方、大人の関わり方など、人と人として重要な内容がごっそり詰まった物語です。

 

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写真は実在の「ビリギャル=さやかちゃん」が卒業してブライダル業界に入り、自分の結婚披露宴に、27時間テレビのサプライズで慎吾ママが乱入するシーンの映像なのです。
努力をすれば夢は叶うかもしれない、夢を持ち努力をすることの重要性をしっかり感じさせてくれる作品でした。良作ですね。少し、あとがきがくどいですけども。 

文庫本はこちら、

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫)

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫)

 

 映画はこちら。 

映画 ビリギャル DVD スタンダード・エディション