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一語一映Ⅲ

高知市の美容室リグレッタの八木勝二が、映画や本のこと、ランチなど綴ります。

おすすめの子どもたちが主人公の映画20選その④ 「ネバー・エンディング・ストーリー」

映画マイラブ

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1984年 西ドイツ/イギリス映画 95分

監督・脚色=ウォルフガング・ペーターゼン、原作=ミヒャエル・エンデ

出演=ノア・ハサウェイ、バレット・オリヴァー、タミー・ストロナッハ

 

作品解説

 

「U・ボート」のW・ペーターゼン監督が多額の製作費をかけ、ミヒャエル・エンデの原作を映画化したファンタジー大作。

いじめられっ子の少年バスチアンが古本屋で手にした一冊の本。

それは空想の国を舞台にした冒険物語だったが、いつしか不思議な力に導かれバスチアンは本の中の世界に入っていった……。

アメリカ製では味わえない素朴なSFXや実物大のクリーチャーなどが印象的で、犬の顔をした竜ファルコンはその中でもスター性を持ったキャラクターだった。

現実と空想世界、ふたりの主人公に扮したB・オリヴァーとN・ハザウェイも好演、お姫様役のT・ストロナッハも愛らしい。好評につきシリーズ化された。

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 作品鑑賞

 

有名な「果てしない物語り」の映画化です。

原作者と原作を読んだ方からは、「原作と違う世界」だと酷評されているらしいですが、映画は見事なファンタジー映画として成り立っています。

長い物語の一部だけを切り取ったからかもしれません。

 

母が亡くなり、その上学校でいじめられる子どもバスティアンは、いじめっ子たちから逃げていてふと、古本屋に逃げ込む。

 

そこで出合った本を学校の物置で読むうちに、本の世界の中へ入り込んでいってしまうという物語です。

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この頃の特殊撮影は、合成とか気ぐるみの時代でしたが、それでも今見比べればチープに見える画像も、想像たくましく見れば、ものすごく楽しい世界に見えます。

この世の楽園ファンタージェンが「無」の力で消え去ろうとしている。それを救えるのは、勇者アトレーユだけ、そのアトレーユを助けられるのは、本を読んでいる自分(映画ではバスティアン、でも広義には見ているあなた)だけ。

 

クリーチャーの愛らしさだけでも、この頭だけ犬な竜ファルコンは人気者になりましたし、テーマソング「ネバー・エンディング・ストーリー」もリマールによって歌われ大ヒットしました。

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ファルコンによって、遠い場所に「無」との戦い方を調べに行くアトレーユです。もろ合成ですが、夢は無限に広がります。

 

大切なのは、子どもの頃の心を思い出すことではないでしょうか。 冒険ファンタジーの本を読んで、ヒーローになり、物語に入り込み、時間を忘れて応援することの大切さを教えてくれます。想像の翼が思い切り広がります。 そういう気持ちを子どもたちは持つんですよ、ということを大人になった今見返すことで、自分にも子どもの頃があり、こんなに思っていた、ということが鮮やかに甦る映画です。「2」「3」とありますが、残念ながら評判は芳しくありません。