一語一映Ⅲ

高知市の美容室リグレッタの八木勝二が、映画や本のこと、ランチなど綴ります。

山の恵みをありがとう。タケノコを採るの最終編

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今年最後の、「タケノコ切りデー」の模様です。
こんなに伸びているんですよ。
前回のブログからは、実際には2週間経過しています。


こういうやつを、切り倒すんですよ。


もう竹になっている部分を、のこぎりで曳きます。
見た目には、竹ですが、まだそうは硬くなっていないんですよ。
だから簡単に切れます。


3〜4mありますから、下から切らないと倒すのは無理です。
上には届きませんから。

向こうに押し倒さないと、自分のほうに倒れてきたら、結構重いですから、危ないんです。

倒れた勢いで、先と、中ともとに衝撃で割れているの分かります?


その先の部分で、食べられるのは、まあモノによりますが
大体の見当で、1メートル前後です。

これをまたのこぎりで切り落とし、
皮を剥いで行きます。

山で剥いだら、軽くなるし、山に皮をそのまま捨てられますから。


ラストは一番きついこの坂のタケノコ切りです。
写真で見てもかなりの角度であることは分かっていただけるかと思います。


この斜面のタケノコはまず掘れません。
切り倒すほうが絶対得策です。


登り疲れて、竹にもたれて一休みです。
少し汗をかくとこの時季、蚊がすぐ寄ってきます。


どこら辺まで食べられるのかって?
意外に、赤の矢印線までは、煮ればやわらかくなります。

もう一節、下でも食べられんことはないですね。
長年の勘で、ほぼ切る所は先なら間違いません。
この写真のは「中」なので、切り落とす必要があったわけです。


そして昭和からの遺産である鉄釜で、がんがん煮るんです。
水から炊きますから、2時間はかかりますね。

ぬかも何もなくても鉄釜の威力か、全くあくがなくなってしまいます。

こうして沸騰しまくり、仄かにタケノコの香りがしてきたら煮込みは終わりです。


今年最後の収穫は、こんなもの。
鉄釜1回まけまけでした。

今年もタケノコはおしまい。
今年もたくさん山の恵みを有難うございました。